クリーンランゲージ|Clean Language
- 石井ゆかり 
- 2023年9月17日
- 読了時間: 2分
更新日:2024年6月8日
写真はwikipediaより クリーンランゲージ開発者 デイビッド・グローブ
クリーンランゲージは、ニュージーランド生まれの心理療法家、デイビッド・グローブによって開発されました。
クリーンランゲージは、クリーンな質問と、三部からなる独自の構文(シンタックス)からなる質問セットもしくは言語モデルです。

シンボリック・モデリングで使用する質問はクリーンランゲージの質問です。
クリーンランゲージが開発された当初は、心理分野での使用のために開発されましたが、現在は、さまざまな用途で使用されています。
<特徴>
- コーチやセラピスト(質問者)の価値観や思い込み、前提などを質問に含まない。 
- 質問で質問者側から導入するメタファーは、時間や空間のメタファーなど普遍的なメタファーのみ。 
- 情報中心の技法 
- クライアントの言葉をそのまま使用する。 
- 相手の発言を、要約、再定義、再解釈しない。 
- 再構築(リフレーミング)もしない。 
クリーンランゲージの哲学と原則はこちら
<シンボリック・モデリングにおけるクリーンランゲージ>

クリーンランゲージは、シンボリック・モデリングを構成する主な4つの要素のうちの1つです。同時に、最も影響が大きい一つです。
これには、シンボリック・モデリングの成立過程が関係します。 シンボリック・モデリングはそもそも、クリーンランゲージを開発したデイビッド・グローブがしていたことを誰でも使えるように、教えられるようにと、ジェームズ・ローリー&ペニー・トンプキンス夫妻がデイビッドをモデリングし、クリーンランゲージを一般化していく作業の中で生まれました。そのため、クリーンランゲージやデイビッド・グローブの1980年台〜1990年台後半の発想に、特に大きな影響を受けています。
シンボリック・モデリングの中で使用するクリーンランゲージの質問についてはこちら。
クリーンランゲージが、厳密にはどこからどこまでを指している定義なのか、デイビッド・グローブが文書化したものが残っていないため、クリーンランゲージを一言で説明する厳密な定義はありません。どこまでを「クリーンランゲージ」の定義に含めるのかという範囲の話になると、諸説あります。「クリーンな質問」と「三部構文」については、概ね一致した見解になっているようです。ここで紹介する定義は、シンボリック・モデリングを使用するにあたっての理解です。あらかじめご了承くださいませ。









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