*モデリングの定義には様々なものがあり、技法によって定義が違います
シンボリック・モデリングを構成する主な要素のうちの1つです。
モデリングという言葉は、使用されている分野によって定義や意味が微妙に異なります。また、モデリングする対象も異なります。
シンボリック・モデリングでいうところのモデリングは・・・
この時作る「説明書」のことを「モデル」と言います。
ファシリテーターは、相手の世界や考え方の構造や仕組みを表す「メタファー・ランドスケープ」をモデリングして、次にする質問を考えます。
シンボリック・モデリングは、セルフ・モデリングをサポートする技法です。
セルフ・モデリングは、その人が、自分で、自分自身をモデリングすることです。
クライアントは、自分自身の世界や考え方の仕組みや構造を、自分で観察し、情報を集め、仕組みを把握し、自分の説明書を作ります。
ファシリテーターの仕事は、そこに、できるだけ自分自身の影響を与えないようにしながら、クライアントをモデリングし、質問することです。
<モデリングする目的>
モデリングされている対象にできるだけ影響を与えずに「何が」「どのように」機能しているかを見極め、明らかにすることです。
モデリングする人のことをモデラーといいます。
シンボリック・モデリングのプロセスでは、ファシリテーター、クライアントの両者がモデリングをします。
クライアントは、自分自身の世界をモデリングします。→ セルフ・モデリング
ファシリテーターは、クライアントの言葉や表現するものを通して、クライアントの世界をモデリングします。
<モデリングが役立つ理由>
モデリングを通して構築されたモデルは、モデリングした本人やまたはそこに関わる他者が意思決定したり、行動したりするのに役立てることができます。
感覚としては、洗濯機の取り扱い説明書がある方が、どこのボタンを押せば水が出るのかなどがわかり、洗濯機が扱いやすいのと同じような感じかもしれません。
自分がどのような時に、どのようなことに反応し、その反応が何を起こしていくか、自分がその反応をするための条件は何か、などを知ることで、変化が必要なものがあれば、自分で気づくことができます。シンボリック・モデリングでは、自分自身で自分をモデリングしていきます。
参考文献:Metaphors in Mind, James Lawley&Penny Tomkins, p.22
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