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クリーンファシリテーター
レベル1

認定基準 v1.8

クリーン実験室で提供するファシリテータートレーニングは、この認定基準に準拠した内容で構成されています。

1.クリーンランゲージ

クリーンランゲージを活用して言語的・非言語的にファシリテーションする。

a.

基本のクリーンな質問を使用する。

b.

クライアントの情報に一致した特殊な質問(文脈的にクリーンな質問)を問いかける。

c.

感覚的な情報・概念的な情報・メタファー的な情報・非言語的情報など、さまざまな種類のクライアントの情報を扱う。

d.

好奇心を持ちつつもニュートラルなトーナリティで質問し、クライアントの言葉を使うときは声の質を合わせる。

e.

状況やクライアントの反応に合わせて声質を変える。

f.

メタファー・ランドスケープ中のクライアントの視点から見たシンボルの位置を、身振り(ジェスチャー)と視線で示す。

g.

シンタックス(構文)を1シンタックスからフルシンタックスまで使い分ける。

h.

リキャップを使用して、クライアントの注意をそこまでのセッションの情報に戻したり、関連づけたりする。

i.

クリーンに始まり、クリーンに終わる。
(描画での始まりも、ここに含める)

2. メタファー

クライアントが使用する言語的・非言語的なメタファーを明らかにし活用する。

a.

クライアントの明示的または暗黙的なメタファーを活用する。

b.

クライアントが、感覚的・概念的・非言語的な表現をメタファーへ変換するのをファシリテーションする。

c.

クライアントのメタファーの性質と調和する方法でワークに取り組む。

3. モデリング

クライアントがセルフ・モデリングするのをファシリテーションする。

a.

新しい情報を得るごとに、ファシリテーターが持っているクライアントのモデルを更新し続ける。そして、更新されたモデルから生まれる質問をする。

b.

セッションの目的もしくは現在クライアントが望んでいるアウトカムを考慮に入れて、クライアントの注意を向けていく。

c.

リソースのメタファー・ランドスケープを展開する。(シンボルの位置と構成、およびそれらの間の関係を明らかにし、メタファー・ランドスケープを確立する。

d.

クライアントのメタファー・ランドスケープがサイコアクティブ化するのを促進、維持する。

e.

簡単なシーケンス(出来事の順序)を明らかにする。

4. チェンジ・ワーク

クライアント自身がa〜fをすることによって変化するプロセスをファシリテーションする。

a.

望むアウトカムを明らかにする。

b.

望むアウトカムのランドスケープを展開する。

c.

望むアウトカムの効果/影響を探究する。

d.

リソースを明らかにし、展開し、活用する。

e.

変化が発生したら、その変化を明らかにし、成熟させる。

f.

必要に応じて、変化の必要条件を明らかにする。

g.

問題に深入りはせず、ただ受け止め認める。

5. クリーンスペース

クリーンスペースの基本プロセスを活用して、クライアントをファシリテーションする。

a.

クリーンに始める。

b.

新しい空間を配置する。

c.

新しい空間から、「知ること」をファシリテーションする。

d.

既存の空間に戻る。

e.

(空間に関連することで)空間と空間の間、もしくは、空間をまたいで「知ること」をファシリテーションする。

f.

クライアントの反応に合わせて、プロセスを調整する。

g.

クリーンに終わる。

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