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システミックなアウトカム志向とベクタリング(4)

(3)はこちら


















<システミックなアウトカム志向を使ってファシリテートするために必要ないくつかのスキル>

一般的に「瞬間」に必要な能力:

  1. クライアントの望ましいアウトカム(以下、CDO)発言に気がつける

  2. CDOと、その他全ての分類の発言(特にレメディとの違い)を見分けられる

  3. あなたはCDOを持っていないと認知(はっきり自覚)する

  4. 複数パート、複数レベル、複数タイプのCDO発言を認知する

  5. そのCDOに関して、適切な監視を怠らないこと


一般的に「時間をまたいだ」能力:

  1. 現在のCDOをそのセッション中ずっと、心に留めておく

  2. CDOの構造/構成を体系化する

  3. CDOの中のパターンに気づく

  4. CDOの論理を熟考する(例:前提条件、内在している論理、因果関係など)

  5. CDOの変化を追跡し、その力学を体系化する


クライアントが〜するのを促進する(手助けする)能力:

  1. CDOを明らかにする

  2. もしクライアントがCDOを明らかにできなかった場合、明らかにできるまで、クライアントの論理の中でワークする

  3. クライアントのCDO発言を(形ある知覚へと)発展させる

  4. CDOが起きている、または起きたという証拠(エビデンス)や基準を明らかにする

  5. クライアントのCDOと彼らの経験のその他の位相を関連させる

  6. CDOが(自己、他者、システムの生態に)起こす結果(効果)の探求する

  7. 複数のCDOから選んで探索する

  8. クライアントのCDOの強健性を確認する

  9. クライアントの体験の際立った位相に注意を向け続け、CDOに向かって方向を定める

  10. 以前に明らかにしたCDOについて進捗を再検討する (つまり、実際のアウトカムと、望ましいアウトカムを比較する)


自己との関係性

  1. 自分自身の世界観、特に、価値観、信念(信仰)、好みを知り、クライアントのそれらと分けて考えられること

  2. クライアントの望ましいアウトカムが自分自身の価値観と矛盾することがある場合を知ること…セッション契約の見直しか拒否

  3. 自分自身の反応を認知し、適切にそれを利用するか、または傍に避けておくこと

  4. あなた自身が必要とする救い/手助け/クライアントの問題解決/何かが起きること/結果を達成すること/彼らにとって何が一番かを知ること/もし自分がその人だったら自分が何をするかをクライアントに伝えること/などをはっきり認知し、処理すること


 

著者:Penny Tompkins and James Lawley

翻訳:Clean Language translation project


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