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変化のためのクリーン・フレームワーク(5):A Clean Framework for Change|翻訳

この記事は A Clean Framework for Changeからの翻訳です

 

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変化のためのクリーン・フレームワーク_A Clean Framework for Change
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ここまではこちら…(1) (2) (3) (4)

 
 

ステージ2:望ましいアウトカムのランドスケープを発展させる


クライアントは望ましいアウトカムを見極め、確認しました。では、その後は?

ステージ2でのあなたの仕事は、クライアントのステージ1での発言を身体的な理解へと育むことです。つまり、(アウトカムの)発言を3次元的に具体化(身体化/embody)し、クライアントの精神を活性化させ(サイコ・アクティブにし)、クライアントの内側や周囲にあるメタファー・ランドスケープを育むことです。この作業を、デイビッド・グローブは「発展させる(developing)」と呼んでいました。


望ましいアウトカムを、言葉から豊かな身体的な経験へと発展させるメリットはたくさんあります。例えば、望ましいアウトカムに注意を向けることで‥‥


  • 多くの人が持っている「過度に問題に集中しすぎる傾向」のバランスが取れる。

  • 問題解決にとどまらず、その先へ進む。[追記1]

  • 目標や目指す何かが生み出される。

  • 行動の方向性や次の一歩が定まる。

  • 時には、人生を変化させ始めるために、その人に必要なことは望ましいアウトカムに注意を向けることだけの場合もある。

  • 望ましいアウトカムが姿を現すのを妨げる何かを「挑発(provoke)」する。

  • その人と問題との関係性が自然に変化することが多い。


以下の図は、ステージ2の方法の全体像です。

図4

クライアントが望ましいアウトカムのランドスケープをどこまで完全に発展させられるかは、クライアントの持っているシステムの複雑さ、現実的な時間の有無、自分自身の知覚に対するクライアントの反応に依存します。

望ましいアウトカムのランドスケープを発展させるためには、知覚的な時間を静止させる必要がありますが、発展させる質問がそれを行います。望ましいアウトカムを語る言葉は、クライアントが、自分の経験の中にある象徴的な性質(nature)に気づくにつれて、メタファー・ランドスケープへと発展していきます。


ランドスケープが発展すると、(クライアントには)以下のような様々なことが起こります。

致命的な問題の発生。

-->

ステージ1に戻る。

困難に遭遇。 メタファー・ランドスケープに組み入れる。または、慎重に観察しつつ傍に置いておく。

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もし望ましいアウトカムのランドスケープを更新する必要がある場合は、ステージ2に戻る。そうでなければ、ステージ3を続ける。

影響、さらに、その影響の影響などを、プロブレムなしで探究。

-->

クライアントに望ましいアウトカムの最新状態を明示するよう問いかける。それから、ステージ4へ進む。

自発的に、変化の必要条件を確認し始める。

-->

ステージ4へ移動する。(*)

変化を経験。

-->

ステージ5へ飛ぶ。

(*)どこかの時点で、クライアントの望ましいアウトカムの影響を確認しに、ステージ3に移動する必要があるかもしれません。



私たちが、「致命的な問題(show-stopping problem)の発生」という場合は、クライアントが、自分の望ましいアウトカムについて、「現在の考え方では欲しいものが手に入らないこと」、または、「それは自分の望むやり方ではないこと」、あるいは、「達成するのに手間暇(コスト)がかかりすぎること」、「本当に欲しいものではなかったこと」に気づくことを指しています。


時には、望ましいアウトカムとはあまり関係がないように見える問題が表面化することがあります。[追記2]

クライアントが、現在の望ましいアウトカムよりもその問題に取り組む方が優先だと示さない限り、その問題は、認識し記録して、一時的に、傍に置いてください。そして、クライアントの注意を元々の望ましいアウトカムのランドスケープを発展させることに戻してください。

もしもクライアントが、新たに現れた問題に取り組みたいと指し示した場合、その問題を少しだけ発展させます。その後、ステージ1に戻り、「その問題が関係する状態での新しい望ましいアウトカム」を確認します。



一般的に、望ましいアウトカムのランドスケープは、下記のどれか一つ、またはそれ以上が現れれば十分に発展しています。

  • 望ましいアウトカムがどのように体系化されているかについて、新しい情報の描写が少なくなっていく。

  • 新しい問題が現れない。

  • クライアントが、自分のランドスケープについて大事な側面を確認し(identify)、それに満足していることが指し示されている。

  • クライアントの注意が 、望ましいアウトカムが実現した時に起きる効果/影響へと自然に移り変わる。


*追記1

*追記2




ステージ3:望ましいアウトカムのランドスケープの影響/効果を探究する


ステージ3では、博識なイギリスの生物学者でシステム思想家でもあるグレゴリー・ベイトソンの研究を利用します。彼の研究は<より広範囲のエコロジー・システムを考慮するもの>としてNLPに導入されています。つまり、(このステージでは、)望ましいアウトカムが起きる影響や結果、効果(effect)を探究します。 (訳註:以下、effectを影響と書きますが、効果や結果も含まれます)


影響を探究する方法は数多くありますが、私たちが考案したのは、クリーンな質問2つのみを使用するシンプルなアプローチです。(図5参照)


ステージ3で、クライアントは「望ましいアウトカムが実現した後に何が起きるか」、特にクライアントが「先に描写していたプロブレム関連に、何が起きるか」を想像してみるように誘われます。その後、空間的にも時間的にも、その人がこれまで考えていた範囲を超えてしまうまで、影響の影響、そして、影響の影響のそのまた影響について考えてみるように誘われます。


図5

影響/結果/効果を探究した結果、(クライアントには)以下のような様々なことが起こります。

致命的な問題の発生。

-->

ステージ1に戻る。

困難に遭遇。 メタファー・ランドスケープに組み入れる。または、慎重に観察しつつ傍に置いておく。

-->

もし望ましいアウトカムのランドスケープを更新する必要がある場合は、ステージ2に戻る。そうでなければ、ステージ3を続ける。

影響、さらに、その影響の影響などを、プロブレムなしで探究。

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クライアントに望ましいアウトカムの最新状態を明示するよう問いかける。それから、ステージ4へ進む。

自発的に、変化の必要条件を確認し始める。

-->

ステージ4へ移動する。

変化を経験。

-->

ステージ5へ飛ぶ。

単に影響を探究すると変化が誘発されるのはよくあることです。実際、<ステージ3:影響を探究する>と<ステージ5:変化を成熟する>の間にある「境界線」はシームレスで、いつステージが入れ変わるかがわかりにくいのです。


また、クライアントがはっきりした変化を伝えて、ステージ5に移行する準備が整ったことを知らせる場合もあります。しかしながら、もしも、ステージ4へ移動する際に、自然に変化が起きなければ、ワークを続ける前に、クライアントに望ましいアウトカムの最新状態を確認してもらうことが重要です。その場合、以下のように質問してください。


「そして、[望ましいアウトカムをリキャップする]とき、あなたは、、何が起きればいいのでしょう?」




(6)ステージ4に続く


 

©︎Penny Tompkins and James Lawley

翻訳:Yukari.I

 

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<用語の翻訳について>

まだ翻訳が固まっていない用語、元の英単語が日本語では複数の異なる意味を持つ単語、かなり意訳している単語については、()でくくって元の英単語を表記しています。

また、同じ単語でも、クライアント側の体験とファシリテーター側の体験で理解が異なると思われる単語については、その時々の文章が、クライアント側の体験について書かれているのか、ファシリテーター側の体験について書かれているのかによって、訳を使い分けしています。この記事の中では、Identifyという単語で、それを頻繁に行っています。

より理解を促進するために、すでにクリーンランゲージを使用されている方で、翻訳がしっくりこないと感じる場合は、元の英単語も調べて、ご自身の体験と照らし合わせてみることをお勧めします。

 

誤訳にお気づきの方は、お手数ですが、


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