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1998 デイビッド・グローブかく語りき(5)【翻訳】:A 1998 talk by David Grove


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JP_A talk of David Grove in 1998
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この記事は、A 1998 talk by DAVID GROVE (編集:ジェームズ・ローリー)の翻訳です。

 

そして、それで、私が質問を問いかけますね。

そうすると、(私がした)質問は、ただ静かに消えていくような感じになります。それから、私は「クライアントが(私に)提供したいと望む返答」を返してくれるよう、期待します。

クライアントの返答は、必ずしも、私の質問への返答でなくていいんです。私は、決して、自分の質問が正しい質問であることを望んでいるわけではありません。


私は常に、エッジを効かせていたい(edgy)のです。そして、しっかりした確信を持って質問しているわけでもありません。そうですね、もし、誰かが私に対して、ある返答をし、私はそれを受け取ったとします。それが私の質問への返答かどうかはともかくとして。どうやって、その答えにたどり着いたのでしょう?そもそも、その返答は、私が得ようとしていた返答ではないのです。



眉(毛)について、別のやり方での問いかけを試してみましょうか。「そして」をそこに入れようとしていることはわかっていますね。それから、この後何が起きるかは、私にもわかりません。

みなさんには好みのやり方で隙間(the gap)を埋めてもらいたいと思います。つまり、やることは同じで、最初の眉(毛)の部分に重点を置かないようなやり方で。または、質問を3回してもいいでしょう。「眉をひそめる」について質問して、そしてそれから、眉(毛)を使って質問して、そしてその後、「そして(で/and)」を最後に配置します。そして、どこか別の場所へと話の道筋を逸らします。


[グループ全体]そして、あなたが眉をひそめるとき、そして、あなたの眉がそのように動くとき(に)、そして、…その動きについて、他に何かありますか?


[沈黙]

さて、そこに他の質問を配置する必要があります。さあ、「どのような/どんな?(What kind of?)」と質問してみましょう。


[グループ全体]そして、その眉の動きは、どのような/どんな動きですか? (And what kind of movement could that eyebrow movement be?)


[ボランティアA]「それは、不適切な質問です。そう、眉が[言っていました]。」

眉(毛)はそれくらいにするとして、そこに他のものはありましたか?

[ボランティアA]眉(毛)についての質問が、不適切だったんじゃなくて、その前の質問が、不適切だったんです。 その前の質問というと?

[参加者]「あなたは、自分にやる気があるとどのようにして知りますか?(How do you know you are willing?)」

ああ、それが、不適切な質問だったんだね。「どのようにして知りますか?(How do you know?)」という質問はどこに向かうんだろう?

身体的/物理的には?

彼の頭に届いているんだね。


では、もし「その眉(毛)はどんな眉(毛)なんでしょう?(What kind of eyebrows could those eyebrows be?)」と問いかけていたら? [沈黙]

さて、この質問も、[どこにも]届いてないように見えますが、何か改善点はあるかな?


[参加者]「あなたはいつもやる気がある、その直前に何が起きましたか?(What happened just before you were always willing?)もしくは、私があなたに問いかける直前に、何が起きましたか?(What happened just before I asked you?)」

[ボランティアA]「みんな、ズルをしています。だって、みんな私のことを知ってるじゃないですか」(笑い声)

私もあなたを知っていますよ、そして、(私がズルをするのは)いつものことです!(I know you too and this always happens to me!)(笑い声)


さて、今度の質問の方がいい感じなんじゃないでしょうか?

つまり、「やる気」という言葉に向かいましたね。この場合、アナロジー(類推)的なことではなく、言語的なことが外れていたんですね。さて、これで別の質問に進めます。


そして、眉(毛)が、それは不適切な質問だと知っている(わかっている)とき、その眉(毛)はどのような眉(毛)なのでしょう?

(And what kind of eyebrows could those eyebrows be, when they know it’s the wrong question?) [ボランティアA]「[聞き取れない]より、眉(毛)の方が起きていることと、より触れ合っています。」(The eyebrows are much more in touch with what’s happening than the [inaudible])


さて今、我々は、ある言葉を手に入れましたよ。

「眉(毛)の方が…より触れ合っています。」

みなさん、聴きとれましたか?また、そこに美しいものが見えていますね。

この左手を使っていきますよ、左手はたくさんのものを持っていますからね。


[参加者]「両手が動いていました。」

そうです。

つまり、簡単な質問をいくつか問いかけただけで、今、私たちはあたふたしています。私たちが注意を向けるのは、言葉だけではありませんから、(質問)が向かえるところがとてもたくさんあるからです。


さて、素敵な言葉をいくつか手に入れましたね。「触れ合う(in touch)」のような。

さあ、そこに「どんな(種類)?」を入れてみましょうか。


[グループ全体]そして、その「触れ合う」はどんな「触れ合う」ですか?

(And what kind of ‘in touch’ could that ‘in touch’ be?)


[ボランティアA]「この触れ合うは、言語化するプロセスを必要としない直接知(direct knowledge)です。」

さて、みなさん、この全てがいかに緻密に振り付けられているか、おわかりですね。

もし、この作業をゆっくりと進めていたら、この「直接的な繋がり」がどんなもので、「これらの指がどのように概念を示しているのか」について、数学的な論理(the math)や構造を明らかにしていくことができたかもしれません。


で、それで、このような質問が持つ要素の一つとして、時間がかかるんですね。それから、引き出す。


こういったものは、本当にぎゅっと凝縮されています。そして、それで、私たちがその手の動きの一つ一つを取り上げて、解明していく。


そして、私たちがそうするにつれ、時間が歪み始める。

そうすると、私は、わずか1秒にも満たない時間の中に、構文や句読点として登場するその小さなかけらについて考えるんです。神経[が始動するまで]にかかる物理的、神経学的な処理時間です。


つまり、これらのものが、1秒にも満たない単位の時間に詰め込まれています。それで、これらの質問を問いかけるときのやり方(考え/振る舞い/attitude)の一つには、0.1秒を0.2秒、0.3秒、0.4秒、1秒、2秒、と引き伸ばしていくというのもあるんです。


そして、みなさんが、時間を引き伸ばせば引き伸ばすほど、手に入るものは概念ではなくなり、コード化できる「場/フォーラム」を持つ情報を手に入れることができるようになります。


つまり、今、わかったのは、この繋がりとの間、それから、彼の手がどのように(そこに)入ってくるかとの間に相関関係があるということです。


[ボランティアAに向かって]他に何かコメントしたいことはありますか? [ボランティアAが何か言うが、聞き取れない。] つまり、幸先がよくない(セッションの)始まりをしてしまった人でも、アナロジーに向かったり、こういった動きに向かったりすれば、そこに情報の本質的な部分(the real meat)があることが多いのです。それで、私は、関係のない話(red herrings)こそ、まさに求められているものだと思っています。


どんな邪魔も抵抗も、生まれようと待機している情報にコード化されます。

つまり、私は、その情報にとって素晴らしい助産師を手に入れるのです。[聞き取れない]

そして、もし、私がそれを無視したら、その情報は生まれ発展する機会を失うかもしれません。[聞き取れない]つまり、私がここまでお話ししてきたクリーンランゲージの質問の持つ身体性(physicality)の話は、まわりくどいものです。


…つまり、クリーンランゲージの質問は、彼の眉(毛)と手が使っているこの空間、ここに、物理的/身体的に印をつけて、この空間にはっきり見える幻覚を生み出すのです。


すると、彼は、自分[のしている作業(activity)]の構造をリアルタイムで幻視(hallucinate)することになります。なぜなら、クリーンランゲージが行うことの一つには、マトリックスのように作用するものがあるからです。そして、マトリックス(という言葉の語源)は、母体、つまり母親や子宮です。そして、マトリックスとは、その中にあるものを保護するものです。つまり、その中にあるものは、日常のロジック(論理)から守られているのです。それから、そもそもこの情報は、それ単体では存在できません。ですから、これは、クリーンランゲージの質問を問う時の技(the art)の一つですが、みなさんは、情報の周りに、それを保護する子宮を構築して、日常的な質問や普通の言葉から情報を保護するのです。そして、これこそが、何が神聖なもので何が汚れているものか、その本質(基本的な意味/essence)です。


ですから、みなさんは、普通の日常[の質問]を問いかけることで、クリーンランゲージ的な体験を汚す(profane)ことができます。ただ、神聖な場所で、または、神聖な時間に、普通の日常的な行動をするだけ、つまり、それが神聖なものを汚す方法です。[聞き取れない]


つまり、みなさんが、何か違和感を感じたり、「自分の質問は正解じゃなかったな」と感じるとしたら、その理由は、それが、普通の日常的な質問だったからです。この守られている空間を汚しているとき、人は違和感を感じるのです。


ここで、彼の手が、今は、より自由に動かせるようになっているのが見えますか?なぜなら、私たちが去ろうとしているからです。…私たちがした質問は消えました。そして、(私たちがした質問は、)、今のところ、ここに、守られた、ほとんど仮想現実のホログラムのようなものを作り上げています。そして、そこには、全てがあります。ですが、私たちは、それが何かを知りません。[聞き取れない]


 

デイビッド・グローブ


2008年に急逝するまで、数々の治療法を考案し、アメリカ、イギリス、フランス、そして出身国であるニュージーランドでトレーニングセミナーを開催した。1989年、B.I.パンザーと共著で「Resolving Traumatic Memories」を出版。クリーン・ランゲージ、クリーン・スペース、エマージェント・ナレッジ、その他多くのプロセスの創始者。

 

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